このツールは、1 つまたは複数のフィールドから一致する値をすべて集計し、これらの値の統計情報を計算します。最も基本的な統計情報は集計されたフィーチャの個数ですが、より詳細な統計情報を計算することもできます。
たとえば、店舗の場所のポイント フィーチャに [DISTRICT_MANAGER_NAME] フィールドがあり、マネージャー別にコーヒーの売上を集計するとします。 [DISTRICT_MANAGER_NAME] フィールドをディゾルブ対象のフィールドとして指定すると、個々のマネージャーを表すデータのすべての行が集計されます。これは、
Manager1が管理しているすべての店舗の場所が 1 行に集計され、統計情報のサマリーが算出されることを意味します。この例では、店舗の数や
Manager1が管理しているすべての店舗の TOTAL_SALES の合計などの統計情報だけでなく、 [DISTRICT_MANAGER_NAME] フィールドに記載された他のすべてのマネージャーに関する統計情報も計算されます。
集計するフィールドを含むレイヤー。
マップからレイヤーを選択できるだけでなく、ドロップダウン リストの下部にある [解析レイヤーの選択] を選択し、ビッグ データ ファイル共有データセットまたはフィーチャ レイヤーのコンテンツを参照して選択することもできます。
このような場合、データを集計するには 2 つの方法があります。
たとえば、 [Maple]
、 [Fir]
、 [Pine]
という値を持つ [treetype] というフィールドと [treeheight] というフィールドを含む樹木のデータセットがあり、 [treeheight] の平均を求めるとします。すべてのフィーチャを 1 つのフィーチャに集計すると、すべての樹木の高さ平均が求められ、これは 1 つの平均値になります。フィールド [treeheight] 別に集計した場合には、カエデ (maple) の平均、モミ (fir) の平均、マツ (pine) の平均を求めることになります。
集計されたフィーチャの統計情報を計算することができます。数値フィールドに対して、以下を計算できます。
文字列フィールドに対して、以下を計算できます。
GeoAnalytics の結果はデータ ストアに保存され、フィーチャ レイヤーとして Portal for ArcGIS に公開されます。 多くの場合、結果はビッグ データ ストアに保存され、これがデフォルトとなっています。結果をリレーショナル データ ストアに保存したほうがよい場合もあります。 結果をリレーショナル データ ストアに保存する理由は以下のとおりです。
作成されるレイヤーの名前。 ArcGIS Data Store に書き込んでいる場合、結果は [マイ コンテンツ] に保存され、マップに追加されます。ビッグ データ ファイル共有に書き込んでいる場合、結果はビッグ データ ファイル共有に格納され、そのマニフェストに追加されます。この場合、結果はマップに追加されません。 デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。レイヤーがすでに存在する場合、このツールは正常に実行されません。
[出力の保存場所] ドロップダウン ボックスを使用して ArcGIS Data Store (リレーショナル データ ストアまたはビッグ データ ストア) に書き込むときは、結果が保存される [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定できます。