このツールを使用すると、一連のポイントからの計測値に基づいて、新しい場所の値を推定できます。このツールは、各ポイントの値を含むポイント データを取得して、推定値のラスターを返します。
このツールは、次のような場合にも使用されます。
値が計測されたポイントを含むポイント レイヤー。
内挿する値を含むフィールドを選択します。このフィールドの値は数値でなければなりません。
速度と精度の優先度を選択します。
推定の精度を上げると、計算時間が長くなります。このパラメーターを指定すると、計算の速度、結果の精度、またはこれら 2 つのバランスを最適化するために [ポイントの内挿] の他の複数のパラメーターのデフォルト値が変更されます。デフォルトでは、バランスの最適化が実行されます。
データを正規分布に変換するかどうかを選択します。
内挿は、データが正規 (釣鐘型) 分布に準拠するための最も正確な方法です。データが正規分布されない場合は、変換を実行する必要があります。
最終的な推定マップを作成するために組み合わせて使用されるローカル内挿モデルを構築することで、[ポイントの内挿] の正常な動作が確保されます。このパラメーターでは、各ローカル モデルに含めるポイントの数を制御します。値を小さくすると、よりローカルな結果が生成され、小規模なエフェクトを示すことができますが、計算がやや不安定になる場合があります。値を大きくすると、安定性は増しますが、一部のローカル エフェクトが失われる場合があります。
このパラメーターの値の範囲は 30 ~ 500、標準値は 50 ~ 200 です。
推定の計算は、近傍ポイントに基づいて行われます。このパラメーターでは、計算に使用されるポイントの数を制御します。通常、近傍の数を多くすると、生成される結果の精度は高くなりますが、計算にかかる時間が長くなります。
このパラメーターの値の範囲は 1 ~ 64、標準値は 5 ~ 15 です。
出力ラスターのセル サイズと単位。
指定可能な単位は [フィート]、[マイル]、[メートル]、および [キロメートル] です。
推定値に関する標準誤差のラスターを作成するかどうかを選択します。
標準誤差は、推定値の信頼性に関する情報を提供するため、有益です。おおよそ、実値は、95 パーセントの確率で推定値の 2 つの 標準誤差内に収まります。たとえば、新しい場所の推定値が 50、標準誤差が 5 であるとします。これは、このツールでは、該当する場所の実値が 50 であることが最良の推定になりますが、最小値として 40 または最大値として 60 の可能性もあることを意味します。妥当な値の範囲を計算するには、標準誤差に 2 を掛けて求められた値を推定値に足すと範囲の上限が算出され、推定値から引くと範囲の下限が算出されます。
[マイ コンテンツ] で作成され、マップに追加されるレイヤーの名前。デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。レイヤーがすでに存在する場合は、別の名前を指定するよう求められます。
[出力の保存場所] ドロップダウン ボックスを使用して、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定できます。