バッファーとは、ポイント、ライン、またはエリア フィーチャから特定の距離をカバーするエリアです。
バッファーは通常、他のツールを使用して詳細に分析できるエリアを作成するために使用されます。たとえば、「学校から 1 マイル以内にある建物」という質問に答えるには、学校の周囲 1 マイルのバッファーを作成し、建物フットプリントを含むレイヤーにバッファーをオーバーレイします。最終結果は、学校から 1 マイル以内にある建物のレイヤーになります。
バッファー処理するポイント、ライン、またはエリア フィーチャ。入力レイヤーが投影座標系である、もしくは [分析環境] の設定で、処理で使用する空間参照を投影座標系に設定する必要があります。
マップからレイヤーを選択できるだけでなく、ドロップダウン リストの下部にある [解析レイヤーの選択] を選択し、ビッグ データ ファイル共有データセットまたはフィーチャ レイヤーのコンテンツを参照して選択することもできます。
入力フィーチャに使用するバッファーのサイズを指定する方法には、次の 3 通りがあります。
[平面] 方法または [測地線] 方法のどちらを使用するかを選択できます。 [平面] 方法は、処理速度が速く、投影データのローカル分析に適しています。 [測地線] 方法は、大規模なエリアと地理座標系に適しています。
ディゾルブ方法を指定するオプション。ディゾルブ方法を選択すると、マルチパート エリアまたはシングルパート エリアを作成するオプションが提供され、指定されたフィールドに基づいて統計情報を計算できます。
結果にシングルパート フィーチャを含めるかマルチパート フィーチャを含めるかを指定するオプション。
集計されたフィーチャの統計情報を計算することができます。数値フィールドに対して、以下を計算できます。
文字列フィールドに対して、以下を計算できます。
GeoAnalytics の結果はデータ ストアに保存され、フィーチャ レイヤーとして Portal for ArcGIS に公開されます。 多くの場合、結果はビッグ データ ストアに保存され、これがデフォルトとなっています。結果をリレーショナル データ ストアに保存したほうがよい場合もあります。 結果をリレーショナル データ ストアに保存する理由は以下のとおりです。
GeoAnalytics の結果が増加すると予想されており、大量のデータを処理するビッグ データ ストアの機能を利用したい場合には、リレーショナル データ ストアを使用すべきではありません。
作成されるレイヤーの名前。 ArcGIS Data Store に書き込んでいる場合、結果は [マイ コンテンツ] に保存され、マップに追加されます。ビッグ データ ファイル共有に書き込んでいる場合、結果はビッグ データ ファイル共有に格納され、そのマニフェストに追加されます。この場合、結果はマップに追加されません。 デフォルトの名前は、ツール名と入力レイヤー名に基づいて設定されます。レイヤーがすでに存在する場合、このツールは正常に実行されません。
[出力の保存場所] ドロップダウン ボックスを使用して ArcGIS Data Store (リレーショナル データ ストアまたはビッグ データ ストア) に書き込むときは、結果が保存される [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定できます。